2020年 08月 04日
SPECIALIZEDから遂にTARMAC ... |
SPECIALIZEDから遂にTARMAC SL7が先月29日に発表/発売されました。
再開した欧州プロロードシーンでは既に勝利も収めているのですが、
8月1日2日は糸島でE-BIKEと合わせて試乗会をしてきました。
述べ160人弱の方に試乗していただいたのですが、
どの方もどの方もベタ褒め。
『とりあえず乗ってみよう』みたいな方も、試乗後は本気の購入検討(どころか既にお金の算段)に入ったりして…
で、土曜日は試乗車を持ち帰って自宅そばで10kmほど乗ってきました。
あまりにお客さん方の反応が『今までの新型試乗会と違う』のです。
皆さん目の肥えた方ばかりなのに、それをして『なんだこれ?まるで別物!』みたいな反応ばかりなので、
自分がいつも走ってる地元のコースを走ってみよう、と。
試乗車を借りたのは完成車という『メーカーの考えるバランスのとれたパッケージ』でまずは試してみたかったので。
『なぜそのタイヤなのか?なぜその幅なのか?』『なぜそのハイトのホイールなのか?』それらから設計意図が読み取れるし、
自分がショップ試乗車を用意するとどうしても自分好みなパーツセレクトをしてしまうことがあるのですね。
長く自転車に乗っていると贔屓のメーカーや部品は出てくるもので、
それらをリセットする意味でもこういったパッケージの自転車に乗って見つめ直すのは定期的にやっています。
で、走りはじめたら…暗くなるまで小さな峠を繋いで夢中で乗ってしまっていました…
TARMAC SL6からの進化点やVENGEとの違い。
共に当店試乗車があるのでたくさん乗ってきましたが…
なんだかこれ、とんでもない事になっています(笑)
SL7に刷新される際にVENGEは消滅。
TARMACに統合されることになりました。
VENGEの僅かなデメリットであった重量をさらに軽く。一部で過剰な剛性をさらに最適に。
SL6のデメリットであった空力を最大限に伸ばしたい。
軽くしたいVENGEと空力を求めたいTARMACが交わる場所に生まれたのがこのSL7。
頭では分かっていましたが、フレーム各部の意匠から読み解けるそれよりも遥か先にバイクの性能はバランスしていました。
夢中で乗って『これをどうお客さんに伝えよう?』と考えたのですが…
出てきません。シンプルに『なんだこれ?』なのです(笑)
伝える必要は無いな、試乗車を組もう。まず乗ってもらおう。
まず試乗車を早めに組み上げる事にしました。
そして一夜明けて…
早朝から試乗会に行く前に30kmほど乗ってしまっていました。
一夜寝ても考えは変わらず。
問題はアルテグラで組むつもりで揃えたパーツをどうしよう?とかそれくらいで、
『とりあえず乗れるタイミングでしっかり乗ろう!』と。
さすがに転んで壊すわけにもいかないので下りを全開走行こそしていませんが、
体力勝負の試乗会前に走ってしまう魅力があるのがこのSL7なのでした。
走りの中にSL6の快適性や踏み込んだ時の反応性、
高速の伸びにVENGEのそれ。
それぞれに先代の面影を感じますが、
今それぞれをお持ちの方が買い換える必要は無いと思いますが、
今から買うなら断然SL7だなぁ、と。
なんだかここにきてSPECIALIZED、今までやってきた事の歯車がガッチリ噛み合ってきて、
一つ上のギアで走りはじめた気がします。
by CCtech
| 2020-08-04 08:36
| 日々の出来事
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