2017年 03月 06日
吉無田エンデューロに参加して来ました |
~FATは濡れると曲がらない~
九州エンデューロシリーズの第一戦、
吉無田エンデューロに参加して来ました。
その前日(土曜日)夜に入浴中、
湯槽の中で腰をクイっと曲げたら妙な違和感がありまして、
無理矢理形容すると『ぐるゅん』って感じでしょうか?
椎間板がズレた(あくまでイメージです)ような妙な感覚と、ジワジワ来る痛み。
『あー、コレ、いつかのアレだ…』と。
人生三度め、いや、四度目のギックリ腰です…。
三度やってからはなんとなく『そろそろ来るから早めに腰を労ろう』とか
『このまま無理すると(絶対に)やる』みたいな感覚が分かってきたので、
ストレッチや養生でなんとか回避してきたのですが…
が、なんとなーく『そこまで大変じゃない』感じもあったので、
翌日一緒に行くお客さんに『ひょっとしたら行けないかも?』との連絡をして就寝。
起きるとそれなりに動けたので、
6時半から移動開始。
7時に落ち合って、空いた高速を南下。
途中、未だにブルーシートの掛かった屋根や通行止めの道、
いつもあった道路脇の家屋が無くなっていたりする熊本の風景に心を痛めながらも、
それでもあれから一年経たずに熊本でレース出来る事への感謝をしながら現地へ。
野焼きのために地元消防の方々が脇道へ入れないように車を止めていたりするのを『たぶん山菜採りに来たりする人に注意喚起して入れないようにするんでしょうね』なんて話しながら9時過ぎには現地着。
野焼きの煙が流れてきたら煙たいのかなー。
なんて思いながらバイクのセッティング。
前夜にシュワルベのJUMBO-JIMから
スペシャライズドのGRAND CONTROLに履き替えたんですが、
ケーシングの固さなのかコンパウンドの硬さなのかサイド剛性の高さなのかちょっと固め。
少しエア圧を落とし気味にして試走スタート。
九州各地でイベントをしていたり、
それぞれのローカルで動いているライダー&ショップが多いためか人数は少なかったのですが、
その分一人一人といつもより多目に話しながら試走を繰り返して行けたのでこれはこれで有りだなぁ、と。
いつもは使わない(はるよしの耐久コースのほう)まで降りるルートが2本。
いつものDHルートが1本。いつものDHルートから分岐してトイレ前まで走るルートが1本。
思った以上に漕ぎが多かったり、
それでもきちんとDH基調だったり、
登り返しも勢いだけではダメだったり、
スイッチバックの続くセクションはガレててラインが難しかったり、
えっと、あの…滅茶苦茶面白いんですけどこのルート…。
という事で周りの方と話ながら走りまくってたんで画像は無しです(笑)が、
主催のオバQさん一味とオバQ校長のMTBバカ具合とスタッフさんの頑張りと吉無田高原緑の村の底力を再発見。
なんだこれ、初心者さんには『怖くないけど適度に難しくて、でも視界が広い(木とかないからね)からそんなに恐怖心なくMTBに入っていける』ルートですよね、これ…
みたいな話を周りの人やお客さんとしながら午前中の試走時間終了。
ご飯をかきこんだらスタート地点に移動して、いよいよ競技スタートです。
さて、エンデューロという競技。
まだ馴染みは薄いかもしれませんが、
競技ラリーのような形式のレースです。
SS(スペシャルステージ)というタイム計測区間を、リエゾンという移動区間で繋いでいきます。
例えるなら、
黒崎から穴生までタイム計測(SS1)。
次のSSのスタート時間までに移動(リエゾン区間)、
規定された時間に則松スタート。ゴールは中間(SS2)。
みたいに進行するのがエンデューロです。
最終的には全SSの合計タイムが少ない人が勝ち。
みたいな。
思いっきり地元色強い地名で例えたので分からない方も多いかもしれませんが(笑)
なので今回は僕は
こんな感じで参加しました。
ハーフタイプのヘルメットと
ペダルにしっかり食い付くフラットペダル用のシューズ、
ボトムはショーツ。
『いつも山に行く時の格好』そのままです(笑)
さて、そんなこんなで
SS1スタート。
最初は漕ぎ。とにかく漕ぎ。
曲がって曲がって漕ぎ入れて…。
で、残り1/3を残す頃には脚がつってしまって回せず(笑)
リエゾン時間はゆっくりあるので、皆で話ながら移動。
SS2は途中まで一緒で分岐してから漕ぐのですが…。
土の上に乗った枯草にちょいちょいタイヤを取られてラインに乗せられず…。
むぅ…。
それでもとりあえず漕いで濃いで終了。
SS3のスタート前に主催者からの中間発表で盛り上がる参加者。
少しずつ強まる雨足。
僕はと言えば…。
FATバイクってですね、
不整地には強いんです。埋まらないから。
雪や砂地でも走れるし、
ガレガレの岩場も乗っかって行けちゃう。
けれど、ウェットだと、面圧が不足して途端にグリップしなくなります。
滑ってしまうんですね…。
SS2でも少しその兆候はありましたが、
完全に濡れるともうお手上げ。タイヤの空気圧とかの問題じゃなくなります。
現に昨年のSRAM DHS開幕戦では滑って滑って苦戦してしまいました(笑)
が、なんとかSS3も終了。
最後のSS4は…
滑る…とにかくグリップしない。
で、ブレーキかけるとさらに滑る(笑)
いやもう、課題山積みながら、なんとか終了。
結果はなんとか踏みとどまっての2位!
ほら、ちゃんと2位ですよ(笑)
とはいえ、3位の川崎さんはSS2でルート間違えたり、SS3でオーバーランしたりだったりでラッキーで拾った2位。うん、手放しでは喜べなかったり、
『どこかのステージだけでも一番獲りたい』って思いは一ステージも取れずで終了。
ちょっと悔しくて、
でもめちゃくちゃ楽しくて、
『FATBIKEクラス優勝』だし(←そんなクラスはありません(笑)僕一人だし(笑)
エンデューロって楽しいです。
『タイムは計るのは下り区間』のみですが、
『登って移動』もするので下りだけ速くてもダメ。
DHバイクじゃ当然走れません(笑)
FATBIKEでも走れちゃうし、
ハードテイルバイクでも充分に楽しめる。
エンデューロバイクのようなフルサスならより一層楽しめちゃう。
全てのMTBライダーに走って欲しいなー。
なんて思いながら、熊本を後にしたのでした。
次戦は5月27(練習日)、28日(本戦)
八女・上陽です。
次回はあなたも走りませんか?
一部の画像は
オバQさんFB
吉無田高原 mtbスキルパークさんFB
から転載させていただいています。
九州エンデューロシリーズの第一戦、
吉無田エンデューロに参加して来ました。
その前日(土曜日)夜に入浴中、
湯槽の中で腰をクイっと曲げたら妙な違和感がありまして、
無理矢理形容すると『ぐるゅん』って感じでしょうか?
椎間板がズレた(あくまでイメージです)ような妙な感覚と、ジワジワ来る痛み。
『あー、コレ、いつかのアレだ…』と。
人生三度め、いや、四度目のギックリ腰です…。
三度やってからはなんとなく『そろそろ来るから早めに腰を労ろう』とか
『このまま無理すると(絶対に)やる』みたいな感覚が分かってきたので、
ストレッチや養生でなんとか回避してきたのですが…
が、なんとなーく『そこまで大変じゃない』感じもあったので、
翌日一緒に行くお客さんに『ひょっとしたら行けないかも?』との連絡をして就寝。
起きるとそれなりに動けたので、
6時半から移動開始。
7時に落ち合って、空いた高速を南下。
途中、未だにブルーシートの掛かった屋根や通行止めの道、
いつもあった道路脇の家屋が無くなっていたりする熊本の風景に心を痛めながらも、
それでもあれから一年経たずに熊本でレース出来る事への感謝をしながら現地へ。
野焼きのために地元消防の方々が脇道へ入れないように車を止めていたりするのを『たぶん山菜採りに来たりする人に注意喚起して入れないようにするんでしょうね』なんて話しながら9時過ぎには現地着。
野焼きの煙が流れてきたら煙たいのかなー。
なんて思いながらバイクのセッティング。
前夜にシュワルベのJUMBO-JIMから
スペシャライズドのGRAND CONTROLに履き替えたんですが、
ケーシングの固さなのかコンパウンドの硬さなのかサイド剛性の高さなのかちょっと固め。
少しエア圧を落とし気味にして試走スタート。
九州各地でイベントをしていたり、
それぞれのローカルで動いているライダー&ショップが多いためか人数は少なかったのですが、
その分一人一人といつもより多目に話しながら試走を繰り返して行けたのでこれはこれで有りだなぁ、と。
いつもは使わない(はるよしの耐久コースのほう)まで降りるルートが2本。
いつものDHルートが1本。いつものDHルートから分岐してトイレ前まで走るルートが1本。
思った以上に漕ぎが多かったり、
それでもきちんとDH基調だったり、
登り返しも勢いだけではダメだったり、
スイッチバックの続くセクションはガレててラインが難しかったり、
えっと、あの…滅茶苦茶面白いんですけどこのルート…。
という事で周りの方と話ながら走りまくってたんで画像は無しです(笑)が、
主催のオバQさん一味とオバQ校長のMTBバカ具合とスタッフさんの頑張りと吉無田高原緑の村の底力を再発見。
なんだこれ、初心者さんには『怖くないけど適度に難しくて、でも視界が広い(木とかないからね)からそんなに恐怖心なくMTBに入っていける』ルートですよね、これ…
みたいな話を周りの人やお客さんとしながら午前中の試走時間終了。
ご飯をかきこんだらスタート地点に移動して、いよいよ競技スタートです。
さて、エンデューロという競技。
まだ馴染みは薄いかもしれませんが、
競技ラリーのような形式のレースです。
SS(スペシャルステージ)というタイム計測区間を、リエゾンという移動区間で繋いでいきます。
例えるなら、
黒崎から穴生までタイム計測(SS1)。
次のSSのスタート時間までに移動(リエゾン区間)、
規定された時間に則松スタート。ゴールは中間(SS2)。
みたいに進行するのがエンデューロです。
最終的には全SSの合計タイムが少ない人が勝ち。
みたいな。
思いっきり地元色強い地名で例えたので分からない方も多いかもしれませんが(笑)
なので今回は僕は
こんな感じで参加しました。
ハーフタイプのヘルメットと
ペダルにしっかり食い付くフラットペダル用のシューズ、
ボトムはショーツ。
『いつも山に行く時の格好』そのままです(笑)
さて、そんなこんなで
SS1スタート。
最初は漕ぎ。とにかく漕ぎ。
曲がって曲がって漕ぎ入れて…。
で、残り1/3を残す頃には脚がつってしまって回せず(笑)
リエゾン時間はゆっくりあるので、皆で話ながら移動。
SS2は途中まで一緒で分岐してから漕ぐのですが…。
土の上に乗った枯草にちょいちょいタイヤを取られてラインに乗せられず…。
むぅ…。
それでもとりあえず漕いで濃いで終了。
SS3のスタート前に主催者からの中間発表で盛り上がる参加者。
少しずつ強まる雨足。
僕はと言えば…。
FATバイクってですね、
不整地には強いんです。埋まらないから。
雪や砂地でも走れるし、
ガレガレの岩場も乗っかって行けちゃう。
けれど、ウェットだと、面圧が不足して途端にグリップしなくなります。
滑ってしまうんですね…。
SS2でも少しその兆候はありましたが、
完全に濡れるともうお手上げ。タイヤの空気圧とかの問題じゃなくなります。
現に昨年のSRAM DHS開幕戦では滑って滑って苦戦してしまいました(笑)
が、なんとかSS3も終了。
最後のSS4は…
滑る…とにかくグリップしない。
で、ブレーキかけるとさらに滑る(笑)
いやもう、課題山積みながら、なんとか終了。
結果はなんとか踏みとどまっての2位!
ほら、ちゃんと2位ですよ(笑)
とはいえ、3位の川崎さんはSS2でルート間違えたり、SS3でオーバーランしたりだったりでラッキーで拾った2位。うん、手放しでは喜べなかったり、
『どこかのステージだけでも一番獲りたい』って思いは一ステージも取れずで終了。
ちょっと悔しくて、
でもめちゃくちゃ楽しくて、
『FATBIKEクラス優勝』だし(←そんなクラスはありません(笑)僕一人だし(笑)
エンデューロって楽しいです。
『タイムは計るのは下り区間』のみですが、
『登って移動』もするので下りだけ速くてもダメ。
DHバイクじゃ当然走れません(笑)
FATBIKEでも走れちゃうし、
ハードテイルバイクでも充分に楽しめる。
エンデューロバイクのようなフルサスならより一層楽しめちゃう。
全てのMTBライダーに走って欲しいなー。
なんて思いながら、熊本を後にしたのでした。
次戦は5月27(練習日)、28日(本戦)
八女・上陽です。
次回はあなたも走りませんか?
一部の画像は
オバQさんFB
吉無田高原 mtbスキルパークさんFB
から転載させていただいています。
by CCtech
| 2017-03-06 11:10
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