2016年 10月 13日
アルマイト加工してからの納車です(もちろん新車) |
初めてMTBを購入されるお客様から、
『最初にカラーアルマイトしてから納車して!』
とのご依頼をいただきました。
BIKEは2017年モデルの
CANNONDALE CUJO3。
近年爆発的に増えてきました、
セミファットMTBになります。
最初の画像を撮り忘れたので無いのですが、
店頭に届いたら自転車を仮組しながら各部チェック。
歪みや傷、不良部品もなかったので、
オーナーさんに店頭に来ていただいて、
実車を前に二人で『あぁでもない』『こうでもない』とお話。
『やり過ぎない』
『地味過ぎない』
『やった(カスタム)感』
みたいな物は大事だと思うのですが、
まぁそこはオーナーさん次第。
オーナーさんによっては『とにかくド派手に』みたいな方もいらっしゃるかもなので、
その辺りは決めつけないでいたいな、と思います。
そんなこんなで話してる間に色んな提案をしながら、
オーナーさんの希望に合いそうなプランを探っていく作業は僕にも楽しい時間です。
で、
外した部品をアルマイトに出すのですが…。
再アルマイトの工程では、『塗装していてはダメ』という問題があるのですが、
この部品、塗装でした。
そういう場合は塗装を剥がさなければいけませんから、
専用のケミカルで剥がしていきます。
(なんか最近見ただけで『アルマイトっぽい塗装』と『塗装っぽいアルマイト』が見分け付くようになってきました。こうなるとビョーキです、もう)
画像は既に塗膜を剥がした後なのですが、
ちょっと亜鉛メッキみたいでカッコ良いですね(えぇ、そう見えて来たらビョーキです)
さて。
今回は
『やり過ぎない』のもテーマの1つ。
『なんかありそうな純正感』と言い換えても良いかもしれません。
そこで『純正感とはなんぞや?』と禅問答のような事を僕は考えてしまうのですが、
まぁ何の事はない。
『純正っぽさ』があれば良いのです。
そこでヒントになるのが2000年代後半から2010年代初頭のメーカー純正アルマイトの使い方。
『同系色かもしくは補色を』
『上手に全体に散らす』
とそれっぽくなります。
で、今回のキーカラーは、青。
濃いめの青です。どんな色かとビフォーアフターすると
こんな色。
スバルブルーっぽい感じ。
なんでかと言うと、
この自転車、サスペンションのロックアウトレバーが青いんです。
で、このロックアウトレバー、樹脂製でした。
要するに、『再アルマイト出来ない』んですね…。
おまけにこの素材&部位は色を塗っても剥がれやすいし。
なので今回はこのロックアウトレバーの青を軸にして合わせる事に。
ほら、おんなじ(ような)色でしょ?
冒頭の引きの画では分かりにくいのですが、
各部を見るとこんな風に。
ステム
シートクランプ
ヤグラ(の一部)
Rブレーキマウントアダプター
あと、アルマイトではありませんが、ローター固定ボルトも合わせて青にしています。
この『あんまり目立たないけれどよくよく見ると…』な感覚こそが、
『純正感』なんじゃないかなー。
と思いつつ、
でもメーカーさんがやってないからこその『カスタム感』も一緒に出てると良いな。
と思います。
『最初にカラーアルマイトしてから納車して!』
とのご依頼をいただきました。
BIKEは2017年モデルの
CANNONDALE CUJO3。
近年爆発的に増えてきました、
セミファットMTBになります。
最初の画像を撮り忘れたので無いのですが、
店頭に届いたら自転車を仮組しながら各部チェック。
歪みや傷、不良部品もなかったので、
オーナーさんに店頭に来ていただいて、
実車を前に二人で『あぁでもない』『こうでもない』とお話。
『やり過ぎない』
『地味過ぎない』
『やった(カスタム)感』
みたいな物は大事だと思うのですが、
まぁそこはオーナーさん次第。
オーナーさんによっては『とにかくド派手に』みたいな方もいらっしゃるかもなので、
その辺りは決めつけないでいたいな、と思います。
そんなこんなで話してる間に色んな提案をしながら、
オーナーさんの希望に合いそうなプランを探っていく作業は僕にも楽しい時間です。
で、
外した部品をアルマイトに出すのですが…。
再アルマイトの工程では、『塗装していてはダメ』という問題があるのですが、
この部品、塗装でした。
そういう場合は塗装を剥がさなければいけませんから、
専用のケミカルで剥がしていきます。
(なんか最近見ただけで『アルマイトっぽい塗装』と『塗装っぽいアルマイト』が見分け付くようになってきました。こうなるとビョーキです、もう)
画像は既に塗膜を剥がした後なのですが、
ちょっと亜鉛メッキみたいでカッコ良いですね(えぇ、そう見えて来たらビョーキです)
さて。
今回は
『やり過ぎない』のもテーマの1つ。
『なんかありそうな純正感』と言い換えても良いかもしれません。
そこで『純正感とはなんぞや?』と禅問答のような事を僕は考えてしまうのですが、
まぁ何の事はない。
『純正っぽさ』があれば良いのです。
そこでヒントになるのが2000年代後半から2010年代初頭のメーカー純正アルマイトの使い方。
『同系色かもしくは補色を』
『上手に全体に散らす』
とそれっぽくなります。
で、今回のキーカラーは、青。
濃いめの青です。どんな色かとビフォーアフターすると
こんな色。
スバルブルーっぽい感じ。
なんでかと言うと、
この自転車、サスペンションのロックアウトレバーが青いんです。
で、このロックアウトレバー、樹脂製でした。
要するに、『再アルマイト出来ない』んですね…。
おまけにこの素材&部位は色を塗っても剥がれやすいし。
なので今回はこのロックアウトレバーの青を軸にして合わせる事に。
ほら、おんなじ(ような)色でしょ?
冒頭の引きの画では分かりにくいのですが、
各部を見るとこんな風に。
ステム
シートクランプ
ヤグラ(の一部)
Rブレーキマウントアダプター
あと、アルマイトではありませんが、ローター固定ボルトも合わせて青にしています。
この『あんまり目立たないけれどよくよく見ると…』な感覚こそが、
『純正感』なんじゃないかなー。
と思いつつ、
でもメーカーさんがやってないからこその『カスタム感』も一緒に出てると良いな。
と思います。
by CCtech
| 2016-10-13 21:45
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