2014年 02月 15日
ネジ山再生 |
先日入庫したバイク。
『変速が安定しない』との事で、今回の入庫前に各部の調整やこちらから貸し出したホイールに履き替えて貰って、『なんとなくここらへん』と目星を付けて作業を始めたのですが…
作業途中に『なんだか妙な』手応えを感じたのでBBハンガー下部のワイヤー止めを増し締めすると…グルグルと際限なく回る。
締まりません。ネジ山、完全に舐めてます…
このフレームのBB部は表面4mmくらいがカーボン、最後の1mmくらいがアルミという構成だったので、舐めやすかったんじゃないかと思います。
看過は出来ないので、『ネジ山を作る』作業をします。
ネジ山が完全に死んでいるので、タッピングでは治りません。
こういった場合は、
ネジ径を拡大するとか、
パテで埋めてネジ山を新造とか
ナッターで新造とか
いくつか方法はありますが、今回は患部に充分な肉厚があるのでヘリサート加工をする事にします。
リコイルとかヘリサートとかスプリューとか呼びますが、まぁどれも似たような物です。ネジ山新造の仕組みそのものは同じような物ですが、施工するための工具その物が、実はけっこう違います。
僕が使うのはスプリューで、それにはやはりそれなりの理由があるのですが、そこらへんの拘りなんかは後日また書こうと思います。
無事に作業完了で、画像の通り。
ボルトがねじ込まれる事でスプリューそのものが広がるので、ズレてきたりはありません。
なんとなくですが、ここが3割くらいは悪さしてたんじゃないかな?と思います。
ちょっと無理のあるワイヤールーティングだよなぁ、とは思いますが『防水性や防塵性はほぼフルアウターなのに通常のワイヤーワークとほぼ変わらない重量』を実現しようとしたシステムは、素晴らしいと思います。
現行モデルでこのシステムが廃止されたのは、高額ケーブルしか使えないからではなく、マイナートラブルが多発したからなんじゃないか?と邪推してしまうのですが…
『変速が安定しない』との事で、今回の入庫前に各部の調整やこちらから貸し出したホイールに履き替えて貰って、『なんとなくここらへん』と目星を付けて作業を始めたのですが…
作業途中に『なんだか妙な』手応えを感じたのでBBハンガー下部のワイヤー止めを増し締めすると…グルグルと際限なく回る。
締まりません。ネジ山、完全に舐めてます…
このフレームのBB部は表面4mmくらいがカーボン、最後の1mmくらいがアルミという構成だったので、舐めやすかったんじゃないかと思います。
看過は出来ないので、『ネジ山を作る』作業をします。
ネジ山が完全に死んでいるので、タッピングでは治りません。
こういった場合は、
ネジ径を拡大するとか、
パテで埋めてネジ山を新造とか
ナッターで新造とか
いくつか方法はありますが、今回は患部に充分な肉厚があるのでヘリサート加工をする事にします。
リコイルとかヘリサートとかスプリューとか呼びますが、まぁどれも似たような物です。ネジ山新造の仕組みそのものは同じような物ですが、施工するための工具その物が、実はけっこう違います。
僕が使うのはスプリューで、それにはやはりそれなりの理由があるのですが、そこらへんの拘りなんかは後日また書こうと思います。
無事に作業完了で、画像の通り。
ボルトがねじ込まれる事でスプリューそのものが広がるので、ズレてきたりはありません。
なんとなくですが、ここが3割くらいは悪さしてたんじゃないかな?と思います。
ちょっと無理のあるワイヤールーティングだよなぁ、とは思いますが『防水性や防塵性はほぼフルアウターなのに通常のワイヤーワークとほぼ変わらない重量』を実現しようとしたシステムは、素晴らしいと思います。
現行モデルでこのシステムが廃止されたのは、高額ケーブルしか使えないからではなく、マイナートラブルが多発したからなんじゃないか?と邪推してしまうのですが…
by cctech
| 2014-02-15 14:30
| 日々の出来事
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