2013年 11月 22日
エアーで回すな |
サスペンションのO/Hと合わせて、ヘッドパーツのグリスアップをしました。
パーツクリーナーで洗浄後、エアブローといって
コンプレッサーで圧縮した空気を吹き付けて乾燥させるのですが
その際にやりがちな間違いがあります。
グリスや油分の無くなったベアリングは簡単に回るので、
指で『ジャアーっ』と勢いよく回したり、
エアーダスターの空気を吹き付けて空転させたりしたくなるのですが
これはやってはいけません。
潤滑剤のない状態で回すと、ベアリングに傷が付いたり傷んだりします。
『ちょっとの事じゃないか』と思う方も多いかもしれませんが、
『あぁ、やっぱりベアリングには良くないよね』と納得する方も多いと思います。
お恥ずかしい話ですが僕自身、過去何度も空転させた事があります。
けれどとあるベアリング屋さんに10年ほど
前に指摘されて、それ以来止めました。
周りに聞くとみんな『脱脂したベアリングを空転させると何故か嬉しくなる』と語ります。
思えばブラックバス(フィッシング)が流行った際も、
リールのチューニングと称してベアリングの脱脂をして
「こうやるとめっちゃ飛ぶんだぜー」てやってる先輩がいた気がします。
僕にも抗い難い『脱脂したベアリングこそ至高』とでもいうような幻想というか
固定観念的な何かがあります。
理屈では『やっちゃダメ』なのは分かっているのに、
なぜかファミコンカセットにフーフーと息を吹きかけてしまいたくなるような
そんな衝動です。
ベアリングを脱脂して喜んで、
その数週間後にはゴリゴリになったベアリングを見て落ち込んでいた先輩にも
『脱脂したベアリングこそ低抵抗』な観念があったのでしょう。
オイルくらいささなきゃダメですよ。との忠告は先輩の耳には届かなかったようで。
浮かれてる時にはありがちです。
で、これらの源流なのですが、きっと全てはコ●コロだかボ○ボンだかのミニ四駆と
その改造ブームにあるように思います。
全員に確認した訳ではないのですが
僕ら30代の人間の『改造やメンテナンス』の原体験といえば
ミニ四駆を挙げる人は多いと思うのです。
それよりちょっと上になると、ホーネットやアバンテ等のRCカーかと思います。
そういう意味での僕の原体験といえば
見様見真似で祖父のラジオをバラした保育園時代なんだと思うのですが
当然組み上げられずに怒られました。ってこれは別の話ですね。
成功した(という錯覚ではあるのですが)原体験といえば
やっぱりミニ四駆を挙げる人が多いんじゃないかと思います。
暖炉から採った木で父親とギターを作った。とか
電話帳で調べたとある企業のお偉いさんに直接部品をねだったあげくそこでバイトする事になったとか、
ご先祖様の巻物をアレンジして次々にトラブルを巻き起こした。とか
自作した緑色の球状ロボットがたまたま乗り込む事になった宇宙戦艦の艦内で孤立する自分を慰めてくれる。なんて人は、たぶんごくごく一部です。
えっ?半分くらい実在しない奴が混じってる?な、なんのことやら…
閑話休題。
ミニ四駆から得た原体験といえば、『軽量化のために先ずは穴開け』とか
『電気モノはモーター換えときゃとりあえず速くなる』とか
『グリス等のケミカルは高いモノほど●◇』とか
けっこう思い当たる人は多いのではないでしょうか。
穴を開け過ぎてフレームやボディを割った人や
モーターのあまりの速さにコースアウトしたまま走り去って壁に激突&破壊した人や
グリスを付ければ付ける程良いと信じて壊したりかえって遅くなったりした人は、
ミニ四駆から何かを得たのかもしれません。
ミニ四駆の速さそのものにあんまり興味も示さず、
ハンダ付けでライトを仕込んだり
単純な穴開けを美意識(?)が許さず、彫刻刀で(表からは見えないように)彫り込んで厚みだけを削ったり
エッジをシャープに加工して一人悦に入ったり、
ノーマルモーターのガワにレブチューンモーターだかハイパーダッシュモーターだかの
中身だけ移植しようとして実は磁力にも差があるような事を発見して喜んだりすると
たぶんあんまり良い大人にはなりません。
出会いに恵まれたおかげでここでこうしてアホな文章なんか書いてますが、
周りに恵まれなかったらどうなっていたことやら・・・。
いつにもまして支離滅裂ですが、本題はこの状態で空回ししちゃダメですよ。
て事で、どうかひとつよろしくお願いします。
(オイルやグリスをさして馴染ませるために回すのはアリですよ、念の為)
パーツクリーナーで洗浄後、エアブローといって
コンプレッサーで圧縮した空気を吹き付けて乾燥させるのですが
その際にやりがちな間違いがあります。
グリスや油分の無くなったベアリングは簡単に回るので、
指で『ジャアーっ』と勢いよく回したり、
エアーダスターの空気を吹き付けて空転させたりしたくなるのですが
これはやってはいけません。
潤滑剤のない状態で回すと、ベアリングに傷が付いたり傷んだりします。
『ちょっとの事じゃないか』と思う方も多いかもしれませんが、
『あぁ、やっぱりベアリングには良くないよね』と納得する方も多いと思います。
お恥ずかしい話ですが僕自身、過去何度も空転させた事があります。
けれどとあるベアリング屋さんに10年ほど
前に指摘されて、それ以来止めました。
周りに聞くとみんな『脱脂したベアリングを空転させると何故か嬉しくなる』と語ります。
思えばブラックバス(フィッシング)が流行った際も、
リールのチューニングと称してベアリングの脱脂をして
「こうやるとめっちゃ飛ぶんだぜー」てやってる先輩がいた気がします。
僕にも抗い難い『脱脂したベアリングこそ至高』とでもいうような幻想というか
固定観念的な何かがあります。
理屈では『やっちゃダメ』なのは分かっているのに、
なぜかファミコンカセットにフーフーと息を吹きかけてしまいたくなるような
そんな衝動です。
ベアリングを脱脂して喜んで、
その数週間後にはゴリゴリになったベアリングを見て落ち込んでいた先輩にも
『脱脂したベアリングこそ低抵抗』な観念があったのでしょう。
オイルくらいささなきゃダメですよ。との忠告は先輩の耳には届かなかったようで。
浮かれてる時にはありがちです。
で、これらの源流なのですが、きっと全てはコ●コロだかボ○ボンだかのミニ四駆と
その改造ブームにあるように思います。
全員に確認した訳ではないのですが
僕ら30代の人間の『改造やメンテナンス』の原体験といえば
ミニ四駆を挙げる人は多いと思うのです。
それよりちょっと上になると、ホーネットやアバンテ等のRCカーかと思います。
そういう意味での僕の原体験といえば
見様見真似で祖父のラジオをバラした保育園時代なんだと思うのですが
当然組み上げられずに怒られました。ってこれは別の話ですね。
成功した(という錯覚ではあるのですが)原体験といえば
やっぱりミニ四駆を挙げる人が多いんじゃないかと思います。
暖炉から採った木で父親とギターを作った。とか
電話帳で調べたとある企業のお偉いさんに直接部品をねだったあげくそこでバイトする事になったとか、
ご先祖様の巻物をアレンジして次々にトラブルを巻き起こした。とか
自作した緑色の球状ロボットがたまたま乗り込む事になった宇宙戦艦の艦内で孤立する自分を慰めてくれる。なんて人は、たぶんごくごく一部です。
えっ?半分くらい実在しない奴が混じってる?な、なんのことやら…
閑話休題。
ミニ四駆から得た原体験といえば、『軽量化のために先ずは穴開け』とか
『電気モノはモーター換えときゃとりあえず速くなる』とか
『グリス等のケミカルは高いモノほど●◇』とか
けっこう思い当たる人は多いのではないでしょうか。
穴を開け過ぎてフレームやボディを割った人や
モーターのあまりの速さにコースアウトしたまま走り去って壁に激突&破壊した人や
グリスを付ければ付ける程良いと信じて壊したりかえって遅くなったりした人は、
ミニ四駆から何かを得たのかもしれません。
ミニ四駆の速さそのものにあんまり興味も示さず、
ハンダ付けでライトを仕込んだり
単純な穴開けを美意識(?)が許さず、彫刻刀で(表からは見えないように)彫り込んで厚みだけを削ったり
エッジをシャープに加工して一人悦に入ったり、
ノーマルモーターのガワにレブチューンモーターだかハイパーダッシュモーターだかの
中身だけ移植しようとして実は磁力にも差があるような事を発見して喜んだりすると
たぶんあんまり良い大人にはなりません。
出会いに恵まれたおかげでここでこうしてアホな文章なんか書いてますが、
周りに恵まれなかったらどうなっていたことやら・・・。
いつにもまして支離滅裂ですが、本題はこの状態で空回ししちゃダメですよ。
て事で、どうかひとつよろしくお願いします。
(オイルやグリスをさして馴染ませるために回すのはアリですよ、念の為)
by cctech
| 2013-11-22 11:23
| 日々の出来事
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