2013年 11月 21日
C50 |
WH-7900のC50をバラしているのですが
コレ、専用ニップルなんですね。
14番スポークに使えるアルミニップルではありますが
太さや長さ、ニップルレンチのかかる部分の形状(というか太さ)も専用です。
(金色のニップルは比較用の普通のニップルです)
カーボンリムに掛かる負荷を軽減するために、
こういう形状になっているのだと思われます。
確実にメリットはありますし、ニップルがナメにくくなっているのもメリットでしょうか。
反面、デメリットはサードパーティーのハブへの組み換えをしにくい。とか
組み換える際にスポークアレンジメントに制約が出る。とか
ですが、そもそもそういうリムではないのであんまりデメリットにはなりません。
『これのハブだけ組み替えたい』という酔狂な人はそんなにいないと思われますし。
昔、雑誌のインタビュー記事でシマノの開発の責任者の方が
『材質だけを軽い物に変えました。だから軽くなりました』
というのは頭を使ってないからダメだ。
というような事をおっしゃっていましたが、
なるほどなぁ。ってカンジです。
汎用性が多いほうがユーザーフレンドリーな気はしますが、
大企業ならではの責任とかプロダクトライフの設計とか、
いろんな物も勘案しないといけないのでしょうしそこらへんはまぁ・・・。
メーカーの方が一生懸命に作り上げた商品を分解する時、
設計の意図が読めると楽しいなぁ、と思います。
反面、組み換えたりするときはちょっぴり罪悪感も感じますが。
本音で言うと、どうせ専用形状にするならばもっと効率的なニップル形状はあるはずだ。
と思うんですけれど。
by cctech
| 2013-11-21 21:45
| 日々の出来事
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