2013年 10月 31日
HTDHよしむたで転んできました |
-正確にはproduction privee HTDH in ヨシムタ-
コースインスペクションが終わったら、バイクのチェックをして試走です。
応援?見学に来てくれたmuguさんやYAMAさんと話たりしながら、
リフトが動き出したら試走に出発。
最初の一本はコースとバイクと相談しながら。
朝露に濡れた路面はしっとりと湿っていて、場所によっては滑ります。
けれどここ、吉無田高原の土質は細かな火山灰。
雨さえ無ければ、すぐに乾いて行くのでコンディションはどんどん変わります。
そんな中で試走を何本かしたら、いよいよ本番。
レース形式はタイムトライアル。
ビギナー、スポーツ、エキスパートの3クラスで、30秒の間隔を開けて一人ずつスタートします。
ビギナー最後の出走者はNさん。
汗汗フェスタも一緒に参加してくれましたが
危なげない走りで楽しんでくれてたようであんまり心配はしてませんでした。
とはいえ、スタート地点からはコースの1/3くらいしか見えないので
送り出したら、怪我しませんようにと祈る事しか出来ません。
自分のスタートまでは友人達にプレッシャーかけたりかけられたりしながら過ごします。ゴリゴリ、ピリピリした雰囲気ではないので、まぁ楽しいもんです。
友人達のスタートを見送って、いよいよ自分の番。DHレースはたぶん6年ぶりくらい。
スターターのカウントダウンを聞いて、フライングだけしないようにして、スタート。
軽く左に曲がりながら、直ぐにタイトな右。速度を乗せたい所にいきなり逆バンクなんで辛いのですが、グッとこらえてミニミニランプ。
プラスチックのジャンプ台があるのですが、飛ぶと次のコーナーが大変なので横に逃げて加速。
左に旋回するバンクに突っ込んで行きます。
その後左右の切り返しを繰り返し、コース中盤のストレート。
横や下から見てると何てことない斜度のなんてことない直線ですが、止まらないの。
いやもう、本当に止まらない。
みんな練習よりも本番の方がオーバースピード気味になるので、
ストレートエンドでブレーキをガッツリかけるから、路面はエグれる。
そうすると余計に止まらないからみんなよりガッツリかける。の悪循環。
本番はもう路面グズグズ。
僕も実際にブレーキかけるも効かない。
オーバースピード気味なのでヤバいよなぁ、と早めにバイクを倒してコーナー脱出する作戦に。
早すぎるタイミングと慣性がついたままなので、下にズルズルとスライド。
前と後ろがバラバラなまま次のコーナーへ。後はもうグダグダ。
というお決まりのダメライド。
一度崩れたバランスやタイミングをリセットする余裕もなく、50秒94.
そのままエキスパートクラスの走りを見てから、昼食タイム。
さらに試走を二本くらいしたら、二度目のタイム計測。
いつもはここで気負って走って大落車したり靱帯切ったり骨折りかけたりするので、
『熱くなりすぎないように』と自分を押さえるためにエプロンを着用。
『今の自分の本分はメカニック』『ケガしたらお客さんに迷惑をかける』『だから8割くらいでうまいこと脱力できるように』と自分に気持ちのクールダウンを課します。そのためのエプロンです。
というのは建て前で3割くらいはウケ狙いのツッコミ待ちかもしれません。
あとは『こんなふざけた格好の人に負けたら恥ずかしいよ?』と
周りにプレッシャー与えるため(超姑息…性格悪いなぁw)
スタート地点は少し冷え込んできていて、お腹を冷やさずに済んだのは思わぬ効用でした。
二本目は落ち着いて落ち着いて、丁寧に乗る事に専念。
コーナーの基本、『スローイン・ファーストアウト』を守りながら、
『こんくらいなら確実にコントロールできる』てスピードを維持します。
その方が結果的に早いんじゃないかなぁ?てのと、
なんだかハブの回りがとてもキモチ良かったので。
1コケで10秒、コケ方によっては15秒はロスするので、まずはコケない事も大事ですし。
ストレートエンドはきっちりとアウトに寄せて、しっかり減速。
後はまぁ一本目よりマシな捌き方でコーナーを抜けて…
ここで主催者さんの『けっこー早いぞー』的なMCが聞こえて来ます。
え?早いの?けっこーミスしたよ?他がみんな自滅した?
とか思いながら3連ロールの二つ目をエスケープしながらアウトに振って
そのまま飛ぼうか飛ぶまいか迷っ…
ていいやイケッーって、ここの迷いですね、今思えば。
タイミングが遅れたまま次のコーナーに入ったもんだから
ギャップを飛ぶんじゃなく飛ばされて着地に失敗。
受け身な姿勢なもんだから、漕いでもないし足を出すのが精一杯。
当然立て直せずに慣性に任せてゴロゴロと勢い止まらず二回転で静止。
バタン。キュ~・・・。エプロンも土だらけ。
ひとしきり悔しがったけど、いやいやまだゴールしてないぞってんでバイクに駆け寄り、
走ろうとするもハンドルが半回転してたので直して、うりゃうりゃーっと58秒26でゴール。
駆け寄るメカニック仲間。口々に
『速かったのにー!』『なんで転ける?!』『お前アソコでイケてたらもしかしたのにー!』と。
いや、お前ら慰めてくれよ、とw。
で、その後は
こんな写真撮って遊んでました。
黒い方は正屋のメカニック統括の竹坊氏。
もう一人は宮崎でこの9月に新店、車楽屋輪店をオープンしたのしたっちー店長。
10年近く前から所属する店の垣根を越えて意見交換や
技術的な情報交換をしてきた盟友たちです。(最近はあんまりしてないけど)
歳が近いだけに、共感出来るものが多いのも未だにツルんでる理由かもしれません。
で、こんな転び方をしても、怪我ひとつしてません。
理由はきちんとプロテクター類をしてるのと、
吉無田の土は柔らかくてパフパフで身体に優しいから。
そしてなにより、HTでやるダウンヒルは絶対スピードが低めなので、
そこまで深刻なクラッシュになりにくいから。
そんな所にも、HTでやるDHの意義はあるように思うのです。
『普段はXCばっかりだし』て方にも、
『DHバイクは高額だし、HTしか持ってないし』て方にも、
『興味あるけどDHはちょっと怖い』て方にも是非チャレンジして欲しいなぁ。
なんて思うのです。
主催のよしむたMTBクラブのみなさん、楽しい大会をありがとうございました。
さっ、次は12月のきらら浜でメカニック遠征です。むふふ。
※画像は
DELSOL JAPAN MTB FIGHTING BROS TEAM 2013
車楽屋のひとりごと
さんから転載させていただきました。
コースインスペクションが終わったら、バイクのチェックをして試走です。
応援?見学に来てくれたmuguさんやYAMAさんと話たりしながら、
リフトが動き出したら試走に出発。
最初の一本はコースとバイクと相談しながら。
朝露に濡れた路面はしっとりと湿っていて、場所によっては滑ります。
けれどここ、吉無田高原の土質は細かな火山灰。
雨さえ無ければ、すぐに乾いて行くのでコンディションはどんどん変わります。
そんな中で試走を何本かしたら、いよいよ本番。
レース形式はタイムトライアル。
ビギナー、スポーツ、エキスパートの3クラスで、30秒の間隔を開けて一人ずつスタートします。
ビギナー最後の出走者はNさん。
汗汗フェスタも一緒に参加してくれましたが
危なげない走りで楽しんでくれてたようであんまり心配はしてませんでした。
とはいえ、スタート地点からはコースの1/3くらいしか見えないので
送り出したら、怪我しませんようにと祈る事しか出来ません。
自分のスタートまでは友人達にプレッシャーかけたりかけられたりしながら過ごします。ゴリゴリ、ピリピリした雰囲気ではないので、まぁ楽しいもんです。
友人達のスタートを見送って、いよいよ自分の番。DHレースはたぶん6年ぶりくらい。
スターターのカウントダウンを聞いて、フライングだけしないようにして、スタート。
軽く左に曲がりながら、直ぐにタイトな右。速度を乗せたい所にいきなり逆バンクなんで辛いのですが、グッとこらえてミニミニランプ。
プラスチックのジャンプ台があるのですが、飛ぶと次のコーナーが大変なので横に逃げて加速。
左に旋回するバンクに突っ込んで行きます。
その後左右の切り返しを繰り返し、コース中盤のストレート。
横や下から見てると何てことない斜度のなんてことない直線ですが、止まらないの。
いやもう、本当に止まらない。
みんな練習よりも本番の方がオーバースピード気味になるので、
ストレートエンドでブレーキをガッツリかけるから、路面はエグれる。
そうすると余計に止まらないからみんなよりガッツリかける。の悪循環。
本番はもう路面グズグズ。
僕も実際にブレーキかけるも効かない。
オーバースピード気味なのでヤバいよなぁ、と早めにバイクを倒してコーナー脱出する作戦に。
早すぎるタイミングと慣性がついたままなので、下にズルズルとスライド。
前と後ろがバラバラなまま次のコーナーへ。後はもうグダグダ。
というお決まりのダメライド。
一度崩れたバランスやタイミングをリセットする余裕もなく、50秒94.
そのままエキスパートクラスの走りを見てから、昼食タイム。
さらに試走を二本くらいしたら、二度目のタイム計測。
いつもはここで気負って走って大落車したり靱帯切ったり骨折りかけたりするので、
『熱くなりすぎないように』と自分を押さえるためにエプロンを着用。
『今の自分の本分はメカニック』『ケガしたらお客さんに迷惑をかける』『だから8割くらいでうまいこと脱力できるように』と自分に気持ちのクールダウンを課します。そのためのエプロンです。
というのは建て前で3割くらいはウケ狙いのツッコミ待ちかもしれません。
あとは『こんなふざけた格好の人に負けたら恥ずかしいよ?』と
周りにプレッシャー与えるため(超姑息…性格悪いなぁw)
スタート地点は少し冷え込んできていて、お腹を冷やさずに済んだのは思わぬ効用でした。
二本目は落ち着いて落ち着いて、丁寧に乗る事に専念。
コーナーの基本、『スローイン・ファーストアウト』を守りながら、
『こんくらいなら確実にコントロールできる』てスピードを維持します。
その方が結果的に早いんじゃないかなぁ?てのと、
なんだかハブの回りがとてもキモチ良かったので。
1コケで10秒、コケ方によっては15秒はロスするので、まずはコケない事も大事ですし。
ストレートエンドはきっちりとアウトに寄せて、しっかり減速。
後はまぁ一本目よりマシな捌き方でコーナーを抜けて…
ここで主催者さんの『けっこー早いぞー』的なMCが聞こえて来ます。
え?早いの?けっこーミスしたよ?他がみんな自滅した?
とか思いながら3連ロールの二つ目をエスケープしながらアウトに振って
そのまま飛ぼうか飛ぶまいか迷っ…
ていいやイケッーって、ここの迷いですね、今思えば。
タイミングが遅れたまま次のコーナーに入ったもんだから
ギャップを飛ぶんじゃなく飛ばされて着地に失敗。
受け身な姿勢なもんだから、漕いでもないし足を出すのが精一杯。
当然立て直せずに慣性に任せてゴロゴロと勢い止まらず二回転で静止。
バタン。キュ~・・・。エプロンも土だらけ。
ひとしきり悔しがったけど、いやいやまだゴールしてないぞってんでバイクに駆け寄り、
走ろうとするもハンドルが半回転してたので直して、うりゃうりゃーっと58秒26でゴール。
駆け寄るメカニック仲間。口々に
『速かったのにー!』『なんで転ける?!』『お前アソコでイケてたらもしかしたのにー!』と。
いや、お前ら慰めてくれよ、とw。
で、その後は
こんな写真撮って遊んでました。
黒い方は正屋のメカニック統括の竹坊氏。
もう一人は宮崎でこの9月に新店、車楽屋輪店をオープンしたのしたっちー店長。
10年近く前から所属する店の垣根を越えて意見交換や
技術的な情報交換をしてきた盟友たちです。(最近はあんまりしてないけど)
歳が近いだけに、共感出来るものが多いのも未だにツルんでる理由かもしれません。
で、こんな転び方をしても、怪我ひとつしてません。
理由はきちんとプロテクター類をしてるのと、
吉無田の土は柔らかくてパフパフで身体に優しいから。
そしてなにより、HTでやるダウンヒルは絶対スピードが低めなので、
そこまで深刻なクラッシュになりにくいから。
そんな所にも、HTでやるDHの意義はあるように思うのです。
『普段はXCばっかりだし』て方にも、
『DHバイクは高額だし、HTしか持ってないし』て方にも、
『興味あるけどDHはちょっと怖い』て方にも是非チャレンジして欲しいなぁ。
なんて思うのです。
主催のよしむたMTBクラブのみなさん、楽しい大会をありがとうございました。
さっ、次は12月のきらら浜でメカニック遠征です。むふふ。
※画像は
DELSOL JAPAN MTB FIGHTING BROS TEAM 2013
車楽屋のひとりごと
さんから転載させていただきました。
by cctech
| 2013-10-31 23:11
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