2013年 07月 18日
1ミリで刻めます |
ここ二十年で完全にスタンダードになったアヘッドシステム。
簡易な構造で軽量かつ玉あたり調整が簡単。
というのが一番の利点だと思うのですが、
従来のヘッドパーツに対して唯一劣っている点があるとすれば、
やはり『細かな調整がやりにくい』という点かも知れません。
(他にもあるのはありますが省きます)
従来のシステムはそれこそコンマ何ミリという単位でステムの高さ調整が出来ますが、
今となっては『そこまで細かくしないだろ…』と思わないでもないです。
コンマ1ミリ単位でのステム高さの変化は、たぶん知覚できないと思います。
だからと言って『5ミリ単位』だとアレだと思うので、
やっぱり1ミリ単位で調整はしたいなぁ、と思うのです。
『知覚出来るか否か』といえば
1ミリ単位は知覚出来ない人も多いとは思うのですが、
1ミリ単位で調整できる事で『ヘッドの玉あたり調整がし易く、
かつ極力高さを低く抑える』効果はあります。
ですが市場になかなかそういうセットがないので、オリジナルで作ってみました。
2X2
3X2
5
10
15
20
30mm
のセットです。
細かな組み合わせ例は後述しますが、
2ミリから90ミリまで、89ミリを除いて1ミリ刻みで高さを調整できます。
(90ミリまで細かく刻めるような意図はなかったのですが、
30ミリのスペーサーを入れたくてそろえてみたら、こんなコトになってしまいました)
ほとんどのロードバイクやクロスバイク、MTBは
30ミリ程度まで調整できれば十二分だと思うのですが、細かなスペーサーを組み合わせまくるよりも
厚めのスペーサーでガツンと高さを稼ぐほうが間違いや手間は少ないのと
小径車ユーザーにも使って欲しいので、あえて厚めのスペーサーもセットにしています。
じつは一番の理由は
『異なるメーカー間のアヘッドスペーサーを組み合わせた時に出来る
段差が美しくないので許せない。という僕みたいな人は一定数いるだろう』
という希望的観測なのですが、
フレームから組む際にも、
また『工具箱の中に転がしておけば大丈夫』的な安心が欲しい方にも
このセットは効くのでないかと勝手に思っていたりします。
あんまり高くなってもしょうがないので、売価は900円にしてみました。
あんまり売れないだろうな。とは思いますが、売れるとちょっと嬉しいです。
『欲しいけどclick八幡は遠いしなぁ』て方も大丈夫。
ベースにしたのはTNIのアルミスペーサーセットなので、
TNIの取り扱いがあるお店なら同じ物を取って貰えると思います。
その場合ウチの売価よりも数百円高くなると思いますが、
ウチへのガソリン代や送料で充分ペイ出来ちゃうと思います。
実はこれ、カーボンスペーサーで同じ事をやろうと数ヶ月チャレンジしているのですが、
問屋さんがずぅっと切らしているのでできません。
悔しいのでとりあえずアルミスペーサーセットから売り出してみようと思います。
おんなじような事をしてるお店はたぶんもうどこかにあると思いますが、
昔いたお店でも似たような事を提案していたので許して下さい。
似たような事をしているお店がない。あったけれどやめてしまった。
という場合は、『そういった需要がない』または『そういった需要が少ない』
という事になると思うのですが、PB(プライベートブランド)で大量生産する訳ではないですし
業界の片隅でひっそりと『こんなんもあるよー』と店に並べるだけなので
もとより大して売れるとは思ってませんし。
はっ!てことは尚更売れんて事?
まあ良いや。
以下、組み合わせ例です。
2×2
3×2
5
10
15
20
30mm
のセット内容から
2 2
3 3
4 2・2
5
6 3・3
7 2・5
8 5・3
9 2・2・5
10 10
11 3・3・5
12 2・10
13 3・10
14 2・2・10
15
16 3・3・10
17 2・15
18 3・15
19 2・2・15
20 20
21 10・3・3・5
22 20・2
23 20・3
24 20・2・2
25 20・5
26 20・3・3
27 20・2・5
28 20・3・5
29 20・2・2・5
30 30
31 20・3・3・5
32 30・2
33 30・3
34 30・2・2
35 30・5
36 30・3・3
37 30・5・2
38 30・5・3
39 30・5・2・2
40 30・10
41 30・3・3・5
42 30 10 2
43 30・10・3
44 30・10・2・2
45 30・15
46 30・10・3・3
47 30・15・2
48 30・15・3
49 30・15・2・2
50 30・20
51 30・10・3・3・5
52 30・20・2
53 30・20・3
54 30・20・2・2
55 30・20・5
56 30・20・3・3
57 30・20・2・5
58 30・20・3・5
59 30・20・2・2・5
60 30・20・10
61 30・20・3・3・5
62 30・20・10・2
63 30・20・10・3
64 30・20・10・2・2
65 30・20・15・10
66 30・20・10・3・3
67 30・20・15・2
68 30・20・15・3
69 30・20・15・2・2
70 30・20・15・5
71 30・20・15・3・3
72 30・20・15・5・2
73 30・20・15・5・3
74 30・20・15・5・2・2
75 30・20・15・10
76 30・20・15・5・3・3
77 30・20・15・5・3・2・2
78 30・20・15・10・3
79 30・20・15・10・2・2
80 30・20・15・10・5
81 30・20・15・10・3・3
82 30・20・15・10・3・2・2
83 30・20・15・10・5・3
84 30・20・15・10・5・2・2
85 30・20・15・10・5・3・2
86 30・20・15・10・5・3・3
87 30・20・15・10・5・3・2・2
88 30・20・15・10・5・3・3・2
89 ※組み合わせ的に出来ません。
90 全て使用。
※たぶん合っていると思うのですが、『できねぇし計算合わねぇよ』て場合は言って下さい。
見落としや計算違いもあると思うので。
by cctech
| 2013-07-18 20:47
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