メビウスの輪

裏表が無い、という意味でクラインの壺的にも語られるメビウスの輪ですが、
『終わりが無い』的にも捉えられて小説や物語上で語られる事もあるようです。

で、先日ふと『僕は死ぬまでにいったい何本のバーテープを巻くのか』
的な事をお客さんとお話ししたのですが、
まぁ何本巻くにしてもできるだけキレイに巻きたいなぁ、と思います。

寿命を告げられるように
『あと100本巻けば終わるよ。』的な声が聞こえない事を願うばかりです。
いや、ホント。
何本でも巻きますからできるだけウチのお店が存続しますように・・・。


話変わって、
『壁とケンカした』という自転車が入庫しています。
『正しいオトコノコの道』を歩いているなぁ。このくらい元気なのは微笑ましいなぁ。

などと思わないでもないですが、自分が子供を持つと親御さんの立場に重ねてしまって
やっぱり気が気じゃないです。
自分にも何度か覚えがありますが、
あの時の両親や家族の気持ちがようやくわかったような気がします。
なんにせよ乗り手が無事でなによりでした。

で、

僕は念力が使えないので、コレを

こうするにも、逐一バラして組み替えていかなければいけません。
スポークプレップも塗って、結構短時間で組めたほうだと思います。

その後のブレーキ調整なんかに、けっこう時間がかかったような・・・。


で、表題。
これを見てるとなんとなぁく、『メビウスの輪』て単語が浮かんだのでした。
捻ってはないんですけど、フォルムと『終わりが無い』という観念的な連想です。

相変わらず作業の合間にはアホな事ばかり考えています。