2013年 03月 13日
こんな工具で削ってます |
-NOGA deburring/chamfer tool-
バリ取り、面取り、裏ザグり。
自転車屋さんって、意外に『金属を削る』作業が多いです。
でも、色んな場所を『ヤスリ一本で』やるのは大変。
端面もキレイにならない事も多いし。
で、もう10年は使ってます。NOGA。
一番の古株は一番左の赤ハンドル。
二番目は一番右のユニハンドル&三角スクレーパーかな?

HOZANでも買える(おそらくここんちのOEM)けれど、
刃の種類の少なさは・・・。
モノによってはシャビブの刃が混じってたりしますが、
僕がメインで使ってるのはこのあたり。
シートピラーを切った後、
ハンドルを短くした後、
シートチューブの面取り、
他にもプラスチックやABSパーツの面取り、バリ取りにも大活躍。
いやもう、コレに出会った時の衝撃は忘れられません。
それまでヤスリとカッターナイフとアートナイフでやってた作業が、
もう『ナニコレ?』ってくらいに早くキレイに出来るんですから。
とはいえ、
『素材毎にチカラ加減を変える』
『処理する対象(ワークと言います)に対しての、最適な刃の角度の策定』
なんかには、やっぱり経験を要します。
でも、それらを見つけた後の作業精度・速度の向上は、
目を見張るモノがあります。
自転車業界(?)だと、
MTBマガジンでC社のレースメカニックだったAさんが紹介したのがおそらく最初。
それまでHOZANのカタログには載ってても誰も注文しなかったのが、
急に注文が増えたそうな。
僕が営業さんから直接聞いた話。
当時の僕はもう当たり前に使ってたんで、自身の若さもあって
『今更?遅いよ・・・』なんて思ってたモンです。反省。
ホントに良いモノは積極的に他にも紹介していくべきなんじゃないかな?
とここ数年は考えが変わりました。
自分もそうやってこの業界とお客さんに育てていただいたんで、
僕がこのカテゴリーを書くのはそういった事への恩返し。的な意味もちょっとあって。
お客さんに『工具にも』興味持って欲しいな。って意図もあったりしますけど。
で、コレの良い所は使い方次第でホントに色々な用途に応用出来るところ。
ワッシャーのような薄物の内径を拡げたり、
面取りを何回か繰り返してファンネルのような傾らかなRを作ったり、
ハンドルを固定して『ピシッ!』とした面を作ったり。
使用者のスキルで様々に変化するのです。
とはいえ、モノによってはいきなり『ものっすごいたくさん削れ』たりもするから、
やっぱり『誰にでもいきなり簡単に使える』工具じゃないのは確か。
でもまぁ、普通のユーザーさんがコレをガシガシ使うシチュエーションって、
やっぱりそんなにはないかも?
そういう意味では、スペシャルツール的なのかも?
なんにせよ、これがなきゃ僕的には仕事にならない。
ってくらい大事な工具のひとつ。
ってひとつじゃないですね、全然w
バリ取り、面取り、裏ザグり。
自転車屋さんって、意外に『金属を削る』作業が多いです。
でも、色んな場所を『ヤスリ一本で』やるのは大変。
端面もキレイにならない事も多いし。
で、もう10年は使ってます。NOGA。
一番の古株は一番左の赤ハンドル。
二番目は一番右のユニハンドル&三角スクレーパーかな?

HOZANでも買える(おそらくここんちのOEM)けれど、
刃の種類の少なさは・・・。
モノによってはシャビブの刃が混じってたりしますが、
僕がメインで使ってるのはこのあたり。
シートピラーを切った後、
ハンドルを短くした後、
シートチューブの面取り、
他にもプラスチックやABSパーツの面取り、バリ取りにも大活躍。
いやもう、コレに出会った時の衝撃は忘れられません。
それまでヤスリとカッターナイフとアートナイフでやってた作業が、
もう『ナニコレ?』ってくらいに早くキレイに出来るんですから。
とはいえ、
『素材毎にチカラ加減を変える』
『処理する対象(ワークと言います)に対しての、最適な刃の角度の策定』
なんかには、やっぱり経験を要します。
でも、それらを見つけた後の作業精度・速度の向上は、
目を見張るモノがあります。
自転車業界(?)だと、
MTBマガジンでC社のレースメカニックだったAさんが紹介したのがおそらく最初。
それまでHOZANのカタログには載ってても誰も注文しなかったのが、
急に注文が増えたそうな。
僕が営業さんから直接聞いた話。
当時の僕はもう当たり前に使ってたんで、自身の若さもあって
『今更?遅いよ・・・』なんて思ってたモンです。反省。
ホントに良いモノは積極的に他にも紹介していくべきなんじゃないかな?
とここ数年は考えが変わりました。
自分もそうやってこの業界とお客さんに育てていただいたんで、
僕がこのカテゴリーを書くのはそういった事への恩返し。的な意味もちょっとあって。
お客さんに『工具にも』興味持って欲しいな。って意図もあったりしますけど。
で、コレの良い所は使い方次第でホントに色々な用途に応用出来るところ。
ワッシャーのような薄物の内径を拡げたり、
面取りを何回か繰り返してファンネルのような傾らかなRを作ったり、
ハンドルを固定して『ピシッ!』とした面を作ったり。
使用者のスキルで様々に変化するのです。
とはいえ、モノによってはいきなり『ものっすごいたくさん削れ』たりもするから、
やっぱり『誰にでもいきなり簡単に使える』工具じゃないのは確か。
でもまぁ、普通のユーザーさんがコレをガシガシ使うシチュエーションって、
やっぱりそんなにはないかも?
そういう意味では、スペシャルツール的なのかも?
なんにせよ、これがなきゃ僕的には仕事にならない。
ってくらい大事な工具のひとつ。
ってひとつじゃないですね、全然w
by cctech
| 2013-03-13 20:09
| 自転車屋さんの工具箱
|
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